NSGグループ 新卒採用
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新卒入社 27歳で起業。
Inside Talk NSG 挑戦者たちのリアル
リアル5

葉葺 正幸 Habuki Masayuki

株式会社和僑ホールディングス
代表取締役


株式会社和僑ホールディングス代表取締役。法政大学経済学部卒。1994年新卒入社。いつか経営者になるという思いを胸にNSG入社。入社4年目で和僑インターナショナル株式会社(現株式会社和僑ホールディングス)を設立。おむすび、糀、日本酒、味噌・漬物といった食にまつわる事業を立ち上げる。

  • 経営者養成

農業や伝統産業、食文化。ビジネスの力を借りて次世代に手渡す。それもひとつの地方創生のカタチだ。

新入社員の葉葺といいます。僕を社長にしてください!

大企業に行く気はなかった。いつか経営者になると決めていたから。NSGなら若いうちから経営に携われると知って、ここに決めた。入社後の社員総会で、ある役員が「自分の夢は社長を育てることだ」とスピーチした。休憩時間に飛んで行った。「新入社員の葉葺といいます。僕を社長にしてください」と。配属はグループ内の商社。農家を相手に環境リサイクルのプラントを販売した。ぜんぜん売れなかった。「売れない商品をどのようにして売るのか」。そこから考える経験ができた。

毎朝一番に来て掃除。余った時間で読書。夕方まで外回りをして、夜は自分磨きの時間。3年が過ぎたころ、いろんな会社からスカウトがきた。いい話もあった。でも、すべて断った。楽な道を選びたくなかったから。ある日上司が声をかけてきた。「代表がお前におむすび屋をさせたがっている。やるか?」。代表と直接話したことなど一度もない。驚いた。「やります」と即答した。入社4年目、27歳だった。


先がまったく見えなかった。
東京の人混みにまぎれて消えたかった。

米に付加価値をつけることで、新潟の米を広めたい。それが思惑だった。まずは市場リサーチ。たった一人、東京の片隅に小さなオフィスを間借りした。毎日意気揚々と東京中のおむすび屋を歩いて回った。けれど半年が過ぎても商売の形は見えてこない。競合店に「おむすび屋の商売を教えてください」と頭を下げたことも。怒鳴られることもあったし、丁寧に教えてくれた人もいた。夜中にこっそり裏のゴミ箱をあさって、仕入先を調べたこともあった。先の見えない不安に押しつぶされそうだった。

このまま東京の人混みに紛れて消えてしまおうか。そんなとき、「君にこの店を買ってほしい」といってくれた人がいた。高級おむすび店の先駆けと言われた「銀座十石」のオーナーだった。「思い入れのある店なんだ。君のような熱心な人にぜひ引き継いでもらいたい。」話がまとまって、正真正銘の経営者になった。でも、浮かれた気持ちは一つもなかった。身が引き締まる思いがした。


生産者の思いをも込めて届ける。
事業に魂が宿った瞬間だった。

「銀座のおむすび24時間配達」。チラシを作って配った。これが受けた。注文が急増し、事業所を拡大した。そんな時、幹部社員5人が退職した。「仕事が大変になるだけで、やりがいがない」。ショックだった。経営とは?この事業をする意義は?思い悩んだ。そんなある日、新潟から食材が届いた。「南蛮味噌」とある。手紙がついていた。「この味噌はウチのばあちゃんが作ったものです。一度おむすびとして試してください。」地元の風景写真も入っていた。心が惹かれた。その味噌でおむすびを作り、手紙の主の名前をとって「三代目鈴木紀夫」と名付けた。手紙も一緒に店頭においた。ネーミングと売り方が話題になって「三代目鈴木紀夫」は大ヒットとなった。気付いた。僕たちは大量販売のチェーン店じゃない。地方のおいしい食材を、生産者の思いごとおむすびに詰め込んで、都会の人たちに届ける。事業に魂が宿った瞬間だった。10年が過ぎた。今では、おむすび、糀、酒、味噌・漬物の4事業に拡大した。農業や伝統産業、食文化。ビジネスの力を借りて、どうやって次世代に受け継いでいくか。それが自分にできる地方創生のカタチだと確信している。

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